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統合失調症センター

みなさま、こんにちは。
ごきげんいかがですか?
今日は、
児童施設でMy アコーディオンを取りに行った帰り、
療法でインターンをさせていただいていた
統合失調症の方の働く作業場、
「統合失調症センター」に挨拶がてら、
寄った時のお話です。
独特な雰囲気ですが、みなさん良い方たちばかりです。
30人くらいの同じ疾患を持つ方たちが、
いつも通り、折り込みと箱作りをしていました。
すると、ある20才くらいの1人の若い男性に、
「いいな。。病気じゃなくて。。。
僕も大学に行ってたんだよ。
お父さんは医者なんだ。
でも、僕は病気だから、仕事もないんだよ。。
いつの間にか知らないうちに、病気になったんだ。
この病気になったら、人生終りなんだよ。
僕は、生きる意味がないんだ。。
いいな、君は。。君はさ、チャンスあるよね。」
と、突然言われました。
その言葉は、深く心に残りました。
「ありがとう。。」と言ったきり、
なんて答えていいのか分らなくて、
言葉を返すだけが会話ではないと、
私はじっと相手の顔を見ました。
本当に困ることって、こんなことなんだと思いました。
こんな私の反応は、良かったのか、良くなかったのか、
なにか機知に富んだ答えがあったのかどうか。。。
この人懐こい若者に、胸が痛みました。
統合失調症は、だいたい15歳前後に発症すると、
大学で学びました。
もし精神科診断基準方法が、今も変っていなければ、
彼は、診断されたばかりなのではないかと思いました。
と突然、奥にいた30歳代くらいの男性が立ち上がり、
作業場の端っこまで、ささっと歩いて行ったと思ったら、
製本裁断用機械の前で、見えない誰かとぶつぶつ話を始めました。
その様子を見て、命にはかかわらないけれど、
自分では、どうしてもコントロールし難い、
本当に苦しい病気だなと思いました。
以前、インターンしていた頃は、
早くここにいる期間を終らせたかった、
朝会議もいい加減だった、
そんな自分がいたな。。と反省させられました。
生きる意味。。病気でなくても、失ってしまう時はあります。
私もこの事を考えていきたいと思いました。
そして、この病気が治るような治療が進み、
あの彼が、生きる意味を見出していく事を強く願いました。
読んでくださり、ありがとうございました。

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