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イタリアルネサンスダンスのワークショップ

みなさま、こんにちは!
嵐の中のダンスのワークショップが、無事に終りました。
台風の雨にも関わらず、いらして下さった方、お疲れさまでした。
遠方で、参加できなかった方、是非、次回いらしてください。
今回で、第4回となり、少しずつ方向性が出てきたような気がしました。
今までダンスは、「療法」という概念が、私の頭に強くありました。
チラシにも、その言葉を使っていました。
このままで良いのであろうか。。
イタリアルネサンスダンス=療法?
今は亡き小澤高志さんが、こうおっしゃっていました。
「いずれにしても、イタリアのルネサンスダンスを踊るのだから、
出発はどこでもいいよ。」
いろいろなダンサーに聞いてみて。。
いろいろな療法士と話してみて。。
パソコンも楽譜も失った自動断捨離のこの夏、
いろいろ考えました。
一番大切だと思っていたパソコンとコレグラフィーのノート。。
何も失くしてみて、あんなに大切に思っていても、
生きてて良かったなと思うようになりました。
反省と未来の構図、そして自分の生きる場所、共存する人々。。
イタリアで学んだ細かい指示のダンス、そして振付。。
なくては困るけど、なくても生きていけます。
今回の帰国で、ヨーロッパを遠くに見て、
自分が触れる、フランスのバロックダンスや
イタリアで踊るルネサンスダンスの
それぞれの国や時代に、根付く文化の事を考えました。
振る舞い、価値観、選択、美的感覚の相違。
理屈や理論ではなく、細胞のうずきかな?

長いフランス生活の中で、
自分のこころの中に、ふたつの故郷があることに気づき、
こんな感覚もあるんだな。。と知りました。
どちらも大切な国です。
できるならば― 自分にとって運が良ければ。。
人生の最期の日は、生まれた国がいいな。。
大切なものを盗まれて、何もかも失くしてみて、
残るものは、こころに残る思い出だけだと知りました。
ダンスに関してもっと言えば、
日本でバレエやメソード演技で学んだのを思い出しました。
今回、紛失した事によって、
イタリアの演劇やダンスに触れている自分が、
昔、学んでいた事と少しずつ繋がり、
なにかとてもおもしろい所、おかしな所に到達しそうで、
ワクワクするようになりました。
ワクワクしているワークショップ、
どういう心の状態でも、身体の状態でも、
小さなワクワクを持ち続けること、自分の中に見つけること。。
こころに音楽があり、花があり。。
日本のコンサート会場で、楽師さんです、という方々と出会い、
なんだか感動、最高にワクワクしました。
ポッペア ピース♡
ダンス=各国の習慣の中で生まれた芸術
ダンスを通して文化を伝える事の大切さを感じました。
国の文化に触れるというのは、
生臭い生活そのものの中に浸かる事ではないかと思います。
中から見ると、よくわからない=「習慣」の中にいる事かもしれません。
文化に浸り、生活し、言語を使い、考え方の習慣に慣れて、相性を知る事は、
芸(ダンス)より大切だと思いました。
まだまだ変化したいなぁ。
この秋のイタリア。。さて、なにが起こるのか。。な。。

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