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オペラ『Atys』宮廷バレエBaroque Danseワークショップ

寒さの続く日々。。今日も枯れた葉っぱたちが、散っています。
ハラリ。。ヒラリ。。
一番美しく、ロマンティックなパリの季節です。
2週間の秋休みが始まりました。
私は、クリスティヌ・ベル(Christine Bayle)の
バロックダンスのワークショップを受けにいきました。
この夏、デトロイトの世界ライアー大会で、
ジョン・ビーリングさんグループが弾いてくれた
『グリーンスリーブス』(彼の編曲)に、
バロック風の振付で踊って以来でしたので、
かなり久しぶり、2か月ちょっとぶりでした。
バロック期のダンスは、
主としてヴェルサイユ宮殿で踊られていたものをさし、
必ず振付楽譜が存在します。
楽譜通りに踊ることが、大変重要で、
多くの研究家や舞踏家が、古い資料を発掘して、
現在踊られる宮廷バレエ、いわゆるバロックダンスという、
ひとつのダンス芸術を確立させました。
そしてこの宮廷バレエ(バロックダンス)は、
のち、クラシックバレエへと発展していくのです。
バロックダンスのバレエ教師は、音楽家でもありました。
ポケットバイオリンを奏で、伴奏をつけながら、踊りを教える。。
という挿絵が、楽譜集やバレエの技術の本に残されています。
今回の楽譜には、「サラバンド」とありますが、
クリスティヌは、リズム的音楽的に「ルール」(Loure)だと言っていました。
音楽の種類は、時として、判別するのが難しい場合があるようです。
そして、4分の6拍子。。について。。
これは、夏のライアー世界大会の私のクラスで扱ったリズムでありますが、
彼女は、いいアイデアをくれました。
「最初から、6拍で数える。」
123456
これを
①23④56    の2拍子
①2③4⑤6    の3拍子
アクセントを自由自在に変えられる=
2拍子の演奏(ダンスステップ)、3拍子の演奏(ダンスステップ)
が、いとも簡単にできる。。
というカラクリです。
そしてテンポ。。付点2分音符は、80のテンポ。。
バロックの、特に舞踏は、80がとても大切なテンポだという事でした。
歩いてみると、ゆっくりゆったり歩ける速さです。
いとも優雅でございまする。。
という感じで、4日間、飛んだりはねたりしました。。
(3日目は、場所を間違えて1時間も踊れなかったけど。。)
ワークショップの翌日は、
さすがに起き上がれませんでした。。
ワンコの散歩もままならず。。ハハハ。。
今回は、日本人クラシックバレエダンサーの仲秋亜美さんや
日本人画家・女優のセレスト ガイヤールさんと出会って、
練習時間よりも長いお茶の時間を過ごせて、
いろいろなお話ができ、とても楽しかったです。
久しぶりにゆったりした時間を過ごせました。
世話しない日々の中で見つける時間のオアシス、
みなさまも、どうぞほんの束の間でも
ゆったりしたお時間を作ってみてくださいね。

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