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音楽の練習って。。ミスタッチ

こんにちは~。
みなさま、お元気ですか?
暑さで、かげろうのように、ゆらゆらへなへなな感じです。
最近、音楽を使って仕事をしていらっしゃる方の中で、
「音楽」が、「音学」になってしまい、
避けてしまう、または、できれば逃げ出したい、
というお話を頻繁に聞くようになりました。
「怨学」のような字になっては、苦しいですね。
ライアーに限らず、楽器は、基礎の基礎をマスターするまでは、
少々詰め込んで、学ばないといけない時期はあります。
でもそんな時、自分なりに工夫して、
楽しく練習できれば、いいですよね。
音を間違えて奏する事をミスタッチすると言い、音楽を勉強する者は、
大変嫌うものですが、本当に良くないのでしょうか?
私は、この辺に疑問を持つようになりました。
ミスタッチによって、何か得られるものはないのでしょうか?
ミスタッチは、譜面通りじゃない音を出すこと、です。
このミスタッチするからといって、
その部分のみを何度も繰り返してしまうのは、
練習とは言いません。
なぜならば、そのミスタッチする箇所を
ミスタッチとして、脳にインプットしてしまうからです。
ミスタッチしないくらい、1音1音指の位置を確認するために、
大胆にゆっくりとしたテンポに落として練習することで、
譜面通りの音を脳にインプットする事ができるのではと思います。
1音1音指の位置を確認しながら。。。
私は、練習というのは、ここからがスタートなのだと思います。
そしてそれは、
脳への書き換えをすること、
脳へ新しい情報を指から入れること、と同様になります。
こんなに素晴らしい刺激を脳にくれるのでしたら、
ミスタッチは、悪くないものです。
そして、練習ののち、ミスタッチがなくなって、
奏する事ができるようになれば、気分だって良くなります。
先ほど、基礎の基礎、と書きましたが、
基礎の基礎を作るのは、やはり、
大胆にゆっくりテンポを落として練習する事にあると思います。
そう、まさにミスタッチをなんとかしようとする時と同じです。
ゆっくり奏することは、自分の呼吸の深さにも、
関係しています。
ミスタッチをして、「ウキキ~~!」となってしまう。。
というのは、逆効果です。
大胆に落としたのろのろテンポで、
脳へ程良い刺激をし、酸素もたっぷり送ってあげて、
そして、練習時間を短く、上手に使うと良いと思います。
何か苦手なものに対面すると「うきき~」となってしまう、
自分の考え方のクセも、変っていきます。
実は私は、とても短気です。
「うっきっき~!この~~~!なんだお~~!」は、大得意です。
それで、どうすれば良いのか、考えてみたのです。
で、私の最良の練習方法は、テレビをつけっぱなしで、
大胆にゆっくりテンポを落とし、指確認しながら、練習します。
1回終ると、テレビを見て、へへへと笑い、
また気を取り直して、2回目。。と練習します。
テレビを見ながら、練習することを勧めているのでなくて、
日常生活の中に、気を引き締めて、
特別な練習時間をわざわざ作らなくてもできるよ、
という事が言いたいのです。
最後にもうひとつ。
できるまでやる、というのも、逆効果だと思います。
「根を詰める」と言いますが、これは、
まず、呼吸をしていない、頭に血がのぼる、テンポも感じられない。。
自分を追い詰めない、という「バランス感覚」も養えます。
音楽は、不思議なことに、休んでいる間に、
どこかで消化してくれていて、いつの間にか、
奏しやすくなって、上手になっている事があります。
「熟する」のを待ちながら、練習をする、という、
自分自身への信頼、そして音楽との信頼を育める、
よいチャンスだと思っています。
大胆に亀テンポに落として、
指をひとつひとつ確認しながら、
ゆったりとした呼吸を感じながら、
音が、細胞に入っていくような感覚で、
練習してみると、良いと思います。
練習方法は、たくさんありますので、
自分に合った方法を発見しても良いと思います。
ゆっくり奏するのは、自身のリラクゼーションにもなりますので、
是非、やってみてください。
夏風邪にかかっている方が多いようです。(私も。。)
冷たいものは、できれば夕方から飲むと良いと、
エジプト人が教えてくれました。
ほんとかな。。ほんとかも。。

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